No.1936号
木質ボード㊦PB、OSB、低メラほか
置き床需給、依然タイト
原料調達は良材確保が課題
2013年上半期(1~6月)の国産パーティクルボード(PB)生産量は49万6,800㎥で前年同期比9.7%増、輸入(OSB含む)は26万100㎥で同3%増といずれも増加した。繊維板と同じく、新設住宅着工戸数が前年比増加となり需要が堅調で、PB製品はキッチンや二重床用、輸入品はメラミン化粧板や構造用(OSB)で引き合ったことが奏功した。
国産PBは07年までは120万㎥台を維持していたが、08年に113万5,100㎥(前年比8.8%減)と減少し、リーマン・ショックの影響もあって90万㎥台前半に落ち込んだ。その後も東日本大震災でセイホクPB工場が生産停止を余儀なくされたが、昨年7月から生産再開に漕ぎ着けている。昨年はJIS認証を取り消された大倉工業の供給分も減少したが、JIS再取得で生産量を伸ばしている。セイホクの稼働率上昇とともに、大倉工業のJIS品再供給が開始されたことで、今年の国内生産量は100万㎥台を予想する声が多くなっている。
今回の特集では、セイホク、新秋木工業、宮古ボード工業、日本ノボパン工業、永大産業グループ、大倉工業、東京ボード工業、太平工業、イワクラ、竹原工業、東北ホモボード工業、ユニリン、ミエコ、エム・カインドル、ウッドワンとOSBメーカーの動向をレポートした。
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2020年10月に完成した弊社新社屋は、条件を満たせば都市部でも木造らしさを発揮できる準延焼防止技術適合基準(技適)の木造3階建て。三角桝格子やCLTの吊り天井が特徴となっています。
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