No.1827号
2011年3月期決算特集②建材、住設メーカー
住宅エコポイントが市場を後押し
建材メーカーの11年3月期の決算は、リーマン・ショック後のリストラ、住宅着工の回復などで増収増益基調だ。
大手建材メーカー18社のうち12社が増収増益になり10年度の住宅市場の回復を取り込み、09年度からのリストラ策が奏功した。なかでも住生活グループが積極的にM&Aを行い、新規連結対象にサンウエーブ工業、新日軽を加え売上規模が1兆円の大台に乗せた。パナソニック電工の1兆5,628億円には及ばないものの、同社住設建材部門は4,994億円規模で、住生活グループのM&A戦略が建材・住設業界に大きな影響を与えていることが分かる。住生活グループのハイビック買収、建デポの多店舗展開など、建材事業の垂直統合モデルの構築は着実に進んでいる。消費者向けのLIXILブランドの広告展開をみるまでもなく、プロユーザーからエンドユーザーへの訴求力は高まっている。
住宅エコポント効果で、住宅の断熱・省エネ性能に関心が高まり、エコポント対応で断熱材は供給体制縮小から一転、物不足に陥った。サッシでは内窓リフォームという新分野を開拓するなど、最大で30万円という助成金額(ポイント)の割に需要を刺激することに成功した。
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