No.1941号
12年度木造住宅ランキング調査
販売戸数で住友林業がトップ
価格志向追い風にビルダーも躍進
木造住宅ランキング調査の結果がまとまった。木造戸建て分野では、住友林業が1位に返り咲いた。タマホームとの激しい競り合いが続いているが、前期はタマホームが震災の影響で約2,000棟の完工ずれ込みで1万棟を超えたものの、今期は平常に戻った形だ。
木造住宅を取り巻く市場環境は、昨年は比較的堅調で大手は軒並み業績を拡大している。パワービルダーなどが業績を拡大しているだけでなく、ミサワホームのMJウッドのようにプレハブ住宅メーカーが木造住宅への取り組みを強化しているケースもある。既存のプレハブ住宅とは価格帯が異なる住宅商品に在来工法を採用し、新たな顧客層に対応しようという動きが出てきたほか、国産材活用に大手も積極的に動いてきた面もある。
消費税率の引き上げもあり、2014年前半までは住宅市場は堅調に推移すると見られるが、その後、特に消費税が10%に引き上げられた後は、住宅市場が縮小に向かうことは避けられない状況だ。これからは、少子高齢化、住宅ストックの拡大により新築住宅が以前のようなペースで建設されることはなく、人口動態に見合った供給を行っていく必要がある。
特集では、各社の供給詳細情報、使用部材、長期優良住宅、性能表示対応なども掲載した。
記事ランキング
- 12月のプレカット調査 受注伸びず8割台で低迷
- 関東の国産材製品 市売問屋が上げ唱え
- 中国木材 使用済み桟木で内装部材開発
- 橋本総業への公取委調査が終了
- ロシア産アカ松タルキ輸入製材品 産地はコスト高で値上げ唱え強める
- ケイテレ・ウッド・プロダクツ 集成材工場の生産能力を半減
- 中吉野木材市売協同組合 18日の最終納市で組合解散
- たかくら 宮城で大規模鶏舎の建設進む
- センコーとハウスメーカー3社 住宅物流効率化で協業
- 山西 初のM&A、外装材部門拡充へ
日刊木材新聞社 木造社屋紹介動画