No.1836号
木材建材プロショップ
プロユーザーに接近せよ
現金、配送なし、価格明示
木材・建材業界の新たな流通形態として「プロショップ」という業態が台頭してきた。元々は、現金売り、店頭渡し、価格明示という形態で各地に勢力を拡大してきた「木材スーパー」や「木材コンビニ」という名称で各地に広がっていった。直方建材やハイビックなどが展開する「直需市場」も同様の形態とみることができ、ハイビックの場合は会員制で保証金を積むことや1店舖あたりの敷地や売り上げの規模から見てやや性格は異なるが、大工・工務店、施工業者に直接販売する形態を取り、価格競争力や品ぞろえ、カード決済の導入、早朝営業など主要な顧客層である工事業者のニーズに対応する形で、業務内容や品ぞろえを拡充して、既存の木材・建材の小売店などの市場を取っていった。
ここに来てプロショップに注目が集まっているのは、LIXIL(東京都)が「建デポプロ」の店舗展開を急速に進めていることに加え、ハイビック(栃木県小山市)が住生活グループに10月から入ることで、建デポプロとハイビックの直需市場やプロショップの融合が進められる可能性があるためだ。昨年は、タック(名古屋市)、名古屋木材(名古屋市)などの名古屋勢がこの市場に参入、ナイス(横浜市)も今後、プロショップの展開を本格的に進めていく方針だ
記事ランキング
- 12月のプレカット調査 受注伸びず8割台で低迷
- 中国木材 使用済み桟木で内装部材開発
- 関東の国産材製品 市売問屋が上げ唱え
- 橋本総業への公取委調査が終了
- ロシア産アカ松タルキ輸入製材品 産地はコスト高で値上げ唱え強める
- ケイテレ・ウッド・プロダクツ 集成材工場の生産能力を半減
- 中吉野木材市売協同組合 18日の最終納市で組合解散
- たかくら 宮城で大規模鶏舎の建設進む
- センコーとハウスメーカー3社 住宅物流効率化で協業
- 山西 初のM&A、外装材部門拡充へ
日刊木材新聞社 木造社屋紹介動画