農林水産省が7月28日に公表した上半期の国産針葉樹合板需給は、構造用合板の生産量が前年同期比25.3%の減少となるなど、メーカーによる大幅な減産が進んでいることが統計からも明らかとなった。
コア物流 2×4で大規模倉庫
宮崎市内に2×4工法を用いた大型非住宅物件が2棟、上棟した。コア物流(宮崎市)の倉庫で、トラスを使って梁間方向30メートルの大スパンを飛ばし、無柱大空間を実現させた。
23年上半期製材需給 製材品出荷は前年比6%強減少
農林水産省が発表した2023年上半期の製材(内外産)需給は、製材品の出荷が前年同期水準を6%強下回り、在庫は同12%近く上回るなど、製材品の荷動きの低調さをはっきり裏付ける結果となった。
ARKLET メタバース住宅展示場サービスの最新版
ARKLET(名古屋市)は、設計データからメタバース住宅展示場を作成できる世界初のシステム「Metavuild」(MV)についてアップデートを実施し、メタバース展示場内での問い合わせ機能等を実装した最新版を公開した。
秋田県の大雨被害 林道・作業道崩落で現場に入れず
秋田県を中心に東北北西部を襲った7月14日からの記録的な大雨で、秋田県の国産材素材生産施業に大きな支障が出ている。山地の県道などの通行止めや林道、作業道などの崩落が多く発生しており、民有林、国有林を含めて現場に入れない状況が続き、高性能林業機械などが取り残されたままになっている。
国土交通省 こどもエコすまい支援事業に追加予算
国土交通省は7月28日、住宅補助事業である「こどもエコすまい支援事業」の予算を追加した。追加額は209億3,500万円。2023年度当初予算の既定経費を活用しての増額で22年度補正予算1,500億円と合わせ、同事業の予算総額は1,709億3,500万円となった。
1~6月の新設住宅着工 持ち家低迷で上半期累計減少
2023年上半期の新設住宅着工戸数は、40万9,549戸(前年同期比2.2%減)となった。持ち家と戸建て分譲の減少が響いた。特に持ち家は前年同期比2桁減となっており、回復の兆しが見えない。また、23年6月の同戸数は7万1,015戸(前年同期比4.8%減)と2カ月ぶりの前年同月割れで、持ち家、戸建て分譲に加えて貸家も伸び悩んだ。
輸入塗装型枠用合板 市中価格、底入れ気配強まる
輸入塗装型枠用合板の市中価格は、底入れの気配が濃くなってきた。安値がでていた納材問屋の販売価格も前月比50円高(型枠工務店着、枚)で1,900円(同)に上昇した。
シー・エス・ランバー グループシナジーで多様な収益源模索
シー・エス・ランバー(千葉市)は、2025年5月期を最終年度とする中期経営計画の進捗状況を公表した。前期(23年5月期)は経常利益が31億8,200万円(前期比21.0%減)、今期は24億円(同24.6%減)とウッドショックの反動で2期連続の減益を見込むが、25年5月期の35億円の目標は維持する。
