木質建材メーカーの2022年3月期決算(ノダのみ21年11月期決算)は、主力6社の売上高と経常利益が軒並み前年を上回った。
日建設計と住友林業 合成梁構法を共同開発
日建設計(東構法)と住友林業(同)は、のこぎり状に凹凸を付けた木質梁とRC床版(鉄筋コンクリートを用いた床版)を組み合わせた合成梁構法を共同開発し、日本ERIによる構造評定を取得した。
大成建設 鋼管柱に木板被覆で45分準耐火認定取得
大成建設(東京都)は、木板で鋼管柱を覆い45分の準耐火性能を発揮する準耐火構造部材を開発し、国土交通大臣認定を取得した。
ポラテック 5月度は前年比3割増
ポラテック(埼玉県越谷市)の5月度プレカット事業は、構造材加工実績が10万1,715坪(前年同月比30.9%増)と大幅に増加した。
大林組 日本製紙ほかと木質バイオマスを添加したコンクリート開発
大林組(東京都)は、コンクリートに木質バイオマスを添加することでコンクリート構造物に長期間炭素を固定できる「リグニンクリート」を開発した。
イワフジ工業 新型フォワーダ発表
イワフジ工業(岩手県奥州市)は、特定特殊自動車排出ガス2014年基準(オフロード法)に適合したエンジンを搭載(届出申請予定)して、高出力と環境性能を両立した新型フォワーダ「U4Eシリーズ」4機種を発表し、受注を開始した。
全国木材検査・研究協会 製材JASが8万㎥増加
全国木材検査・研究協会が5月20日に発表した2021年度の製材JASの格付量は、108万8,251立方メートル(前年比7.9%増)と7万9,397立方メートル増加した。
フクビ化学工業 建材カタログ全製品を値上げ
フクビ化学工業(福井市)は7月21日受注分から、建材総合カタログ掲載の全製品を対象に約10~30%値上げする。
資源インフレの21年度決算①住宅会社 21年度は上期に需要集中
注文系大手住宅会社の2021年度決算は前年度実績を上回った。