木質床材製造のイクタ(愛知県瀬戸市)はフローリング基材の針葉樹合板への転換を進めて国産材比率を現状の35%から75%に引き上げるとともに、注目の光触媒機能で床が空気を洗うエアー・ウォッシュ・フローリング(AWF)シリーズを拡大・増産する。
松阪木材「AirWood」 引き合い増える天然乾燥の梁・桁
松阪木材(三重県松坂市)が生産する杉を天然乾燥させた梁・桁(横架材)「AirWood(エアーウッド)」が注目を集めている。住宅用構造材の国産材志向や昨年の国内米松製材大手撤退の影響で、年明け以降は木材問屋や国産材を積極的に活用する工務店からの引き合いが増えているという。
ヒノキブン 藤原工場にCLTパネル加工機設置
ヒノキブン(名古屋市)は、藤原工場(三重県いなべ市)にイタリア・ユニチーム製のCLT(直交集成板)パネル加工機「ULTRA」を設置した。同社によると、東海3県及び関西では初導入で、4月から稼働する。
アイカ工業 茨城に人大カウンターの新工場
アイカ工業(名古屋市)は7日、人造大理石「フィオレストーン」の新たな加工工場を茨城工場(茨城県古河市)の敷地内に竣工した。総投資額は約10億円。人造大理石は天然石を素材としているため樹脂素材の人工大理石より高級感があり、システムキッチンや洗面化粧台などのカウンター向けに近年需要が高まっている。
堀川林業 北浦製材工場を3月末閉鎖
秋田県内トップの素材生産業者である堀川林業(秋田県仙北市)は、2001年9月に角館でスタートした製材工場を、3月末で閉鎖する。製材機械及び建物の老朽化で設備投資に多額の金額が必要になったため。4月以降整理していく。
エーティーエー TIJインクジェットプリンター開発
木材測定器などを開発するエーティーエー(東京都)は、木材への印字に適した超高速TIJプリンターHSP-1000を開発した。
タツミと平澤幸夫氏 次世代接合金具を開発
タツミ(新潟県見附市)と平澤幸夫氏(広島市)は、次世代の建築用木材接合金具を共同開発した(意匠登録済み、特許申請中)。従来の金物工法のスリット加工やドリフトピンが不要で、金物が木材内部に隠れるため近年ニーズが高まっている現し工法に最適なほか、杉ムク材の活用も可能だ。
【電子版特報】すてきナイスグループ、伊予木材買収
ロシア材製材、アカ松タルキで530ドル超も
ロシア産アカ松が強含んでいる。完製品産地価格は大手メーカー品が530ドル(CIF、立方メートル)を超えている。アカ松原板も400ドル(同)に迫る価格提示だ。アカ松良材の減少、気候原因による伐採不足で産地の工場に原料が供給されていない。
ユアサ木材 軽量ストランドボード輸入
ユアサ木材(東京都)は、イタリアのI-PAN(イパン、ミラノ市)と業務提携し、軽量ストランドボード(LSB)の販売を強化することを明らかにした。建材メーカー向けフロア台板やOEMフロア製品、建具芯材など、多様な用途開発を進めていく。